音楽とは
ここ数年、ピアノを練習している関係で、演奏を聴く機会が増えています。
楽譜どおり、難しい曲を間違うことなく弾く(セミ)プロの演奏で、感動するどころかイライラさせられるものだったこともある一方で、
小学校低学年のつたない演奏に、心を大きく動かされたこともある、というのはどういうことなのか・・・。
その小学校低学年の子は(おそらく軽い)発達障害。
ピアノは特別上手、というより他の子よりおくれています。
そういうことを知っているからではなく、その演奏そのものには毎度ドーンときます。
左右のタイミングが多少ずれたりもします。
でも、なんというか、その子の中で「美しい」と感じるような演奏をしているように聞こえるのです。
「ほら、この演奏は美しいでしょ?」
ではなく、
「自分はこれを美しいと感じています」
ということに集中しながらも、一切主張しない演奏。
音楽って、そういうものだよね、と考えさせられます。
そんな演奏会が今年も来週にせまっています。