ブケファラス

高校生の頃、級友には妙な人がいたもので。。。

漢文が大好きで、趣味で白文を読んでいる者。
この人は高校のいわゆるセンター試験に向けた勉強はおろそかになっていました(笑)

世界史大好きで誰よりもマニアックな知識を持っている者。

この世界史の専門家(!?)にみんな勝ちたくて(この場合「勝つ」というのは彼の知らないことを一つでも知っていればよい)、様々な問題を出したものです。

僕もチャレンジしましたが敗れ続けました。
(所詮、僕の勉強はセンター試験レベル)
しかし、ついに1勝をあげたことがあります。

その問題は、
アレクサンダー大王が描かれた画で、大王が乗っている馬の名前は?」
というもの。

彼は驚いた顔をして「な、何それ?」
僕はムフフと笑いながら、
「答えは、ブケファラス」

やった!勝った!
(絶対にセンター試験には出題されないだろうけど)


数か月後、忘れただろうと思って同じ問題を出すと
「ブケファラス」

待っていたかのようにカウンターをくらいました(笑)

恐るべき記憶力。。。
(ネット検索などない時代に彼の知識と記憶力はものすごかったと思います)