瀬戸焼き

昨日、メダカを買いました。
「黄金ひかり」と「ラメ」

その名のとおり、金色のメダカと光るラメの入ったメダカ。

卸値で販売しているメダカ屋さんなので、質がいいのに安い!

ということで、今日は調子に乗って器を探して瀬戸に行きました。

セトモノで有名な瀬戸。


大きい器が欲しかったのですが、瀬戸焼きでは今は大物は作っていないんだとか。
近年は輸入品の影響とか、大きな器を焼くための窯に入れる体力不足(後継者問題)などがあり、他の焼き物産地でも大物を作らなくなっているそうです。
信楽焼きですら。

そういえば、瀬戸の販売店の店頭に並ぶ大きな器は、信楽焼きと輸入品だけでした。


同じ愛知県民として寂しい気持ちです。


で、僕が何を買ったのか。
もうすぐ廃業するという老舗の販売店で、2点買いました。

古い窯元の、とてもセンスのいい「こね鉢」と茶道具の大きな器。
僕はまだ茶道を身につけていないので、何の道具かわからないのですが、大きな円柱・・・簡単に言ってしまえばゴミ箱のような器。

これにメダカを入れます、と説明したら、廃業する店のご主人は
「私はもう商売っ気なしで販売しているんです。メダカを入れるのにこれほどの器を使う必要はないのでは・・・作者に対してそれでいいものかどうか・・・」
と、かなり渋られました。

結局、譲っていただけたので納得してもらったのだと思いますが、こちらも値段を見て決めたわけでもなく、ただその器に魅入られたもの。
メダカだって、こだわりの高級メダカですし。。。(ほとんどの人が理解できないでしょうが(苦笑))

僕のように、本来の目的とは異なるけれども大切に使う場合と、高級品・珍品・名品を集めるコレクター、作者が残念に思うのはどちらなのだろう?と考える出来事でした。