棟梁の言葉

今日、我が家が約40年前の新築以来ずっとお世話になっている大工の棟梁とお話をしました。

御年80数歳。

いろいろ大きな病気・怪我をされてきたそうですが、まだまだお元気。
背筋も伸びています。
こちらが恥ずかしくなるくらい。

1時間半にわたってお話をした(聴いた)のですが、この温厚な棟梁の昔話などに法話のようなありがたさを感じました。

印象に残った言葉。
「こうしてみんなでお喋りすることが御馳走」
「よくある話だけど、コップに水が半分溜まったのを見て、『半分も』と言う人もいれば『半分しか』という人もいる」
「(特に親族について)ご近所に住んでいると、他人のことを悪く言いたくなるものだ」


言葉の意味そのものだけでなく、真っ直ぐに生きてきた人の「話」はさすが宿るものが違う、と感じ入りました。