生老病死

日曜日のマジメな話。

幼い頃、毎晩のように布団の中で
「死んだらどうなるんだろう?」
と考えていました。

(あ、今も昔も自殺願望は全くないので、その点はご心配なく)


自分の意識というものがどうなってしまうのか・・・。
プツッと消え去ってしまうようでこわいと感じていました。


母も同じような幼少時代を送ったときくので、誰もが通る道なのかもしれません。
と思っていたら、父は「そんなこと考えたことはない」と言うので、そういう人もいるのでしょう。
(どっちですかー?)


30代の今、死そのものに対して「こわい」という感覚はあまりなくなりました。


結局、これまで生まれてきた命は全て死んでいるわけです。
生きている間に時として経験する、「先頭に立つ不安」がないのです。
個人としては死の経験はなくとも、過去に数えきれないほどの命が死に向かっているので、護送船団方式というか・・・みんなで向かっていく死、と捉えれば怖いものではないように感じます。
恐れても仕方がないというか・・・。


こう考えられるのは、肉体的に充実していて、一見、死を遠い存在に感じる30代だからかもしれません。


生老病死・・・30代の今、怖いのは「老」と「病」。



今はまだまだ元気な30代ですが、今後は間違いなく、体の機能が失われていきます。
これまでは治った「怪我」とは異なるもの・・・筋力や関節の可動域などの衰えなど…これらは未体験のことなので不安があります。
こういうものを受け入れる中で、人は成長していくものなのでしょうか。


「老」と「病」は、「死」を受け入れていくための準備なのかもしれません。


と考えると、僕はまだ「死」というものをしっかりと考えていない、ということでしょうか。。。


う〜む・・・とりあえず「老」と「病」を受け入れず、予防することにしよう。