伯父の葬儀式

伯父の葬儀に参列しました。

4人のお寺さんのうち、僕が顔を知らない人の携帯電話が読経中に陽気に鳴り響くハプニングもありましたが、無事終了。


喪主は伯父の息子、僕の従兄です。

伯父、といっても昭和19年生まれの父より10ばかり年長ですので、父は戦後世代、伯父は戦前、戦中世代となります。


本家は僕の家の隣なので、幼いころからずっとそばで見ていますが、喪主挨拶で従兄が語ったところは、僕らが感じていた本家のイメージとは違った様子でした。


伯父は幼い頃から旧家の長男として育ったわけですが、決して豊かとはいえない家計の中で、家の手伝いをしなければならず、学校も満足に行くことができかなかったそうです。


そういう意味で、兄弟でありながら末っ子組の僕の父から聞く話とはずいぶんと異なります。

当時の家庭というものはたいていそんなもんだと思いますが、父が今でも兄を尊重するのは、子どもの頃に、兄たちがしてもらえなかったことが、その兄たちの努力によって父にはしてもらえたのだ、ということをよくわかっているからなのでしょう。


戦争という、時代の流れであったとはいえ、人生はちょっとしてタイミングの違いで様々に左右されるわけで・・・戦争に限らず、多くの人生を捧げなければ取り返せないような、そんな出来事が少ない世の中の維持に貢献したいものです。