増税『議論』に賛成です!

たまの政治のお話。
ダラダラ長くなりましたが、よろしければご一読ください。


消費税増税を「議論すること」について。
賛成です。


増税の前にやるべきことがある」なんてよく言われていますが、「やるべきこと」って何ですか?

行革?

具体的には?

無駄を省く・・・具体的ではありません。


「無駄」を無くすことに反対はしません。
(あまり無くしすぎるとギスギスしますが、それはそれとして)

ただ、世間(マスコミも含めて)が言う「無駄」っていうのはとても曖昧で、というかハッキリ意見を持っている人はほとんどいなくて、要するに「自分に関係のないものをまずは見直して」という程度ではないかと感じます。


自分に関係のあるものは必要で、関係のないものは「利権」「既得権」なんて言葉で片付けるのが今の日本人。


「行革を進めなければ」とは、ずーっと言われてきましたが、結局進まないじゃないですか。
進まないのは誰のせい?

政治家?

官僚?


違いますね、国民全体のせいでしょう。



税金の使いみちに「無駄」なんてなくて、お金が動けば必ずそれを受け取る人がいるのです。
生活保護費だってそう。

公務員だけでなく、家の前の道路をつくる工事関係者の給料だって、ともに働いた対価として受け取りますが、どちらも出所は税金。

税金の使いみちに関係しない人はいません。

議論すべきなのは「よりよい使いみち」や税収の範囲内で「何を残していくべきか」


「無駄」なんて言うから一向に議論が進まない。



「議会の解散」っていう制度も便利なもので、国民にとって都合が悪い議論になりかけると「こんな国会は解散だ」って声が上がって、問題を先送り。
その理由は何でもよくて、スキャンダルなんてのも・・・スキャンダルがいいか悪いかは別にして、少なくともその人の政治手腕や政治思想とは関係ないと思うんですよね。
まるで、ゲームのリセットボタンのよう。



日本人が「この国の今後」を真剣に考えるには、まず政治を自分の問題と考えることが必要なわけです。
「消費税の増税」、いいですね。
すべての国民に関係するこのテーマ。

僕だって増税はイヤですよ。
みんなイヤじゃないですか?


だからみんな考える。
「どうなってるの?」って。


実際に増税するかどうかよりも、これをきっかけにみんなであーだこーだと議論することが大切だと思います。
(全国民が同じ理性・知性で議論することは不可能だとはわかっていますが)



でも、早速「低所得者層に・・・」って議論が出てきたのは残念です。
こんなこと議論するなら、最初から『所得税増税』って言えばいいのに。。。