その一言は…

昨日、両親が在来線で京都に行ってきました。

帰ってきた父(67歳)がしんみりと、
「オレ、初めて席を譲られたわ。なんか、変な気持ちだったな…」

ふ〜ん、結構若く見えて、健康的な父なのに、世間的にはそんな歳ですかね?と思いつつ、よくよく話をきくと、

母が電車に乗ってすぐ
「あー、席、空いてないねぇ」
と、つぶやいたらしい。


この一言、余分じゃね?(←僕はこんな言葉遣いはしませんが(笑))


母いわく、「別に席を譲ってほしくて言ったわけじゃないし、席を譲ってもらってうれしかったよ」
(譲ってもらったのは父。母は席を確保できたらしい)


いや、そうじゃなくって、何で口に出さなくてもいい一言を出しちゃったわけ?

想像するに、今回の場合、母の一言が周囲の座っている方々にプレッシャーをかけたのではないでしょうか。


当の母にはそんな気はなく、

席を譲られた父は妙な気持ちになってしまい、

譲っていただいた方のせっかくの好意も半減してしまったように思えてしまう。(席を譲ってくださる方は、何も言われなくてもきっと譲ってくれたことでしょう)



言葉は、「どういうつもりで言ったか」だけではなく、「どのように捉えられたか」も大切、むしろ後者の方が大切だ、と思うのです。