選挙とドラえもん

中学三年生の頃の話。

生徒会役員の選挙がありました。
後期の選挙だったからか(?)、下級生の投票をしていましたが、ある役職だけどうしても適任と思える立候補者がいなかったのです。

大人の選挙と異なり、学校の選挙は投票率はほぼ100%。
白票にしようかと思ったら、先生が
「白票はいかんぞ!」
って言うので、一旦「○」を書いたのですが…

「どうしようかな?」
と、いろいろ考えているうちに、○がドラえもんになってしまい、時間切れ…そのまま投票。


後日、緊急校内テレビ放送があり、生徒会担当の先生が真っ赤な顔をして登場!
投票用紙をちらつかせながら、
「こんなふざけた奴がいる!誰かはわかっているんだ!怒らないから正直に出て来い!お前だーっ!」
とカメラに向かって指を指す…

僕…?!

いや、わかっているならわざわざテレビ放送で言わなくても…
既に怒っているし…

当時からずるかった僕は自白することなく(秘密選挙ですから)、まさかの再選挙が実施されました。
そこまでするか???


結局、再度!?白票を投じた記憶があります。