あつかましい

今朝、通勤電車に乗ろうとしたら、横から二人のおばさん(おばあさん?)が
『あー、あーっ』
と叫びながら僕の前に割り込んできました。
後でわかったのですが、この人たちはバス旅行にでも行くらしく、おおきなカバンを持って集合場所に向かうところのようです。
急いでいるのはわかりますが、みんな並んでいるし、通勤時間帯とはいえ、確実に乗れそうな感じでした。
ので、
体をはって割り込みを阻止。
当然です。
ご年配が、日本人の美徳を示せずして若者が育ちますか!というほどの信念からではありませんが、
『あー、あーっ』
と叫んで周囲を怯ませ、その隙間に入り込むという慣れた手口。こういうのが嫌いです。
今度見かけたら『あー、あーっ』って叫び返してみようかな(笑)

結局二人は、十分なスペースがあるにも関わらず
『もっと詰めてくださーい』
と大声で喚きながらではありますが、無事乗車。

ここまで『二人は』と書いていますが、実際叫ぶのは一人だけです。

こういう二人組の場合、厚かましいのは一人だけで、もう一人は分別がありそうな聞き役(聞かされ役)であることが多いように思います。
かましい同士では長時間一緒にいると、そのうちもめるからでしょうね。

で、厚かましい方が車内で話しています。
『私、鳥を飼ってるんだけど、今度旅行に行くとき心配だから動物病院にあずけようと思って、いくらか聞いてきたの。そしたらいくらやと思う?ねー、いくらやと思う?5千円だって!あんなのインチキやわ。だって、犬や猫と違って鳥やよ!糞とかの世話も要らんし、餌と水だって入れっぱなしでいいし、置いとくだけなのに5千円。インチキやわ、インチキ。ふん』

おいおい、世話が要らんなら自分の家でいいんじゃないのかい。
動物病院もまさかこんなところでインチキ呼ばわりされてるとは気の毒に。