極めることは
プロ30年目、もうすぐ48歳。
若い頃、プロ生活をかけてアメリカ留学をし、シーズン途中に呼び戻されてから活躍した頃もよく覚えています。
若い頃から変わらぬ独特の投球フォーム。
がに股で投げます。
「こんな投げ方で」と言いたくなるところですが、このフォームが美しく見えてきます。
考えてみれば、すばらしい記録を残している人って独特のフォームを持っている人が多いですね。
野茂さんだって、イチローさんだって、王さんだって。
でもみんなかっこいい。
結果を出すために突き詰めた結果なのでしょう。
「極める」ということは「美しいこと」だと思います。
無駄がなく、効率的、論理的。
一方、残念ながら結果を残せない人って、教科書で見たようなフォームでありながらどこかぎこちなく見えます。
ダルビッシュさんは普通のフォームに見えますが、いわゆる「基本的な投げ方」を極めているように思われます。
だって、美しいですから。
型にはめようとするのではなく、自分で考え、極めていくことは大切なことです。当たり前のことですが・・・。