心の健康

日曜日の「真面目な話」。

6月に入りました。
4月に人事異動がある組織では、5月〜6月は心の山場を迎えるものなのでしょうか。
一般化したくはない話ですが、周囲の経験上そういう感じがします。


いわゆるメンタルヘルスの問題。


近頃はちょっとしたプレッシャーで休んでしまう人が多く、
「簡単に診断書が出る」
などともささやかれています。

昔は僕もそう考えていました。
(今よりは)若かったので。
深く反省しています。


自分の心もわからない人が多い中、他人の心はわかるはずもない。


心の病って「長期療養したら治る」って無意識のうちに考えている人が多くありませんか?
本当の心の病になってしまったら・・・少なくとも僕は完全に戻った事例を見ていません。
その方面の医学って、まだまだ手さぐりの状態なのではないでしょうか・・・違っていたら関係者の方々に失礼な話ですが、批判しているわけではないのでご容赦ください。

心の病は簡単には治せない・・・そう考えれば「簡単に診断書が出る」ことにも納得がいきます。
診断書は「病気の確定」ではなく、ギリギリの「予防」なのではないでしょうか。



自分自身を批判的にみることは次への成長につながりますが、その階段を間違えると、単なる「壁」になってしまう。
「階段」か「壁」か・・・これは本人の問題ではなく、はっきり言えば周囲次第だと考えています。
自分自身でつくった階段(と思ったもの)が壁であった場合、階段を作り直して(目標を低くして)対応するのが防衛本能なのではないかと思うのです。

能力は人それぞれです。今の自分には絶対にできない(と思える)ことに向かわされるとき・・・。



「あの程度のことで」という人ほど、段階に応じた育成について考えていないものです。


結果を求めらるのが仕事ではありますが、お互いが仕事以外の人生にも関与している(プライベートに介入するという意味ではありません)という事実も深く認識する必要があります。


「強い者が生き残る」という自然界に戻るというのならば別ですが・・・組織ってそういうものではないでしょ?




注:一部の「怠惰な人」「制度を悪用する人」の存在を否定するつもりはありませんが、区別ができない以上どうにもならないのではないでしょうか。それならば対応は・・・二つに分かれますが、僕はもちろん・・・