円山応挙展

愛知県美術館で催されている「円山応挙(まるやまおうきょ)展」に行ってきました。

僕は気づかなかったのですが、紫のものを身につけていると料金が100円安くなるということで、おばさまがたが「これ!ここ!」と必死に「紫」を主張していて笑えました。



円山応挙は、僕の大好きな芸術家のうちの一人で、一部を模写(2012年1月22日のブログ)したこともあります。

模写した原画(襖絵)が展示されていないのは残念ですが、「さすが」とうならされました。

円山応挙といえば「写実」という説明がなされるようですが、僕がいつもこの人の作品から受ける印象は(好きな作品が後期のものだからかもしれませんが)写実とはかけ離れたものです。

まるで文字を書くような筆づかい、「止め」や「はね」が明確なのに、全体としてはまとまった意志が感じられます。


表出したいイメージを見事に残したのでしょうね・・・


こういう、自分にしかない「イメージ」を形にして残すというのは、人生の最大の目標の一つではあります。


このほか、現代でもハッと息をのむようなデザイン画のような作品もあり、とても楽しいひと時でした。