情けない話

今日の帰りの電車内。

優先席のそばに女性が一人立っていました。

フワッとした服を着ているのでわかりにくかったのですが、妊婦さん?

優先席に座っているのは、いつものように、おにいちゃんや就活中らしきおねえちゃん、おっさんなど。

最初の駅に着き、人の配置が変わって、女性は僕の目の前に。


女性のかばんには妊娠中を示すワッペンがぶら下がっていました。
間違いなく、妊婦さん。
お腹も大きく、ちょっと辛そう。

僕「座らなくて大丈夫ですか?」

妊婦さん「大丈夫です」


僕は間違った!
尋ねるべきではなかったのだ!
この場合「大丈夫じゃありません」なんて回答はよほどのことがない限りないでしょう。

優先席に座っている、元気そうで無神経な人に声をかけるべきだったのだ!


数駅過ぎて、妊婦さんは降りて行きました。
にっこりと、そして頭を下げ、「ありがとうございました」という言葉を残して・・・


僕は、お礼を言われるようなことをしていません。

お気持ちはわかりますが、とても情けない、恥ずかしい気持ちでした。