表と裏と

ちょっと描いてみました。


江戸期の作品を参考に(模写)。
ペンテルの筆ペン(普通のと薄墨)2本です。

初めて描いたので、この画の巧拙はともかくとしまして、日曜日の真面目な話です。


水墨画ってすごいですよね。
全ての水墨画がそうなわけではないと思いますが、書き直し、上書きができない「墨」一色で(水と黒の間に無限の色がありますが)、何でも描いてしまいます。
まるでカラー画のように。


しかも、線を描かずして形をなし、白い雪をも表現する。


画を描くとは、「線を書くこと」が基本という感覚を持っていた僕にとっては相当な衝撃でした。


こういうのを描く人っていうのは、白い紙に対して、最初から作品が見えているのでしょうか。
もちろん何度も試し描きもしているのでしょうが。。。すごい才能。


筆を下ろす「表」と、それによって浮き上がる「裏」。
この両方が見えていないと描けないものだと感じます。


何事も、「表と裏」、全体を見通して、といきたいものです。