空手家(後編)
そして11月4日。
M係長は職場に現れました。
!?
期待していた(!?)ボコボコ顔、ではなく、きれいなお顔。
なんで?ロシア人に無傷で勝ったのか?その次の試合も?
まさか・・・優勝?!
それとも一発KO?
M「いやいや…最後まで立っていましたよ」
と照れくさそう。
事の真相。
Mさんが出場したのは、極真空手世界大会…の前座とのこと。
前座とはいえ、この試合のために相手はわざわざロシアからやってきています。
40歳以上の部、体重別は80キロ以上のヘビー級!!!
80キロ以上のヘビー級?
Mさんは身長170センチそこそこで80キロ以上の力士型なので身長差がかなりあるらしい。
で、知らなかったのですが、空手では顔面にパンチはダメだそうです。
顔への攻撃は蹴りのみ。
蹴り?純日本人体型のMさん、しかも身長差があっては届きません。
結果、Mさんは判定で敗れたとのこと。
顔は無傷ですが、胸には痣が残っているそうです。
ちなみに、もし一回戦を突破していたら、次の相手は身長190センチ超のオランダ人だったらしい。おそろしい・・・
まずは減量して、階級下げた方がいいですよ〜
でも、Mさんをいじって遊ぶのはちょっとだけ控えよう…と思う僕でありました。