病気!?な父(前編)

朝のこと。

朝食中の僕の前に父(67歳)がやってきました。

「ふあぁぁぁ」
といつもと違った、わざとらしく、じじくさい「伸び」をして、僕の前に座り、話し始めました。
(前提:父と僕は野球の話以外ほとんどしません。仲が悪いのではなく、特別いいということではないということです)


父「健康診断の結果をきいてきた」
僕「うん。それで?」
父「血圧が高いらしい」
僕「昔からじゃん」
父「今回行った医者は20分も話してくれた。名医だ」
(おいおい、長話をすると名医?話し続けたのは父ではなかろうか?お医者さん、気の毒に)
父「薬を飲んでみるか?ときかれたので、飲んでみることにした」
僕「血圧って、20年も前から高いのがお父さんの「普通」でしょ?他の人と比べてちょっと高いのって意味無いんじゃない?健康診断の結果って、他人の平均と比べるから・・・」
父「俺は何かあったとき、家族に迷惑かけるのが嫌だからな」
父の耳には届かない・・・


つづく