父に…乾杯!?

昨日、両親が一泊旅行から帰って来ました。
旅行のメンバーは、両親、姉夫婦、義兄の両親の六人。僕の車(エスティマ)で下呂温泉ほかに行くというプランでした。(父は下呂温泉方面は得意だというふれこみだった)
うちの両親がホストということで、父はずいぶん前から計画を練っていた模様。そんな父を横目にトラブルを予言していた僕。
父はいつも顔(表情)がこわいのですが(小学生の頃、姉の友達はこわがって家にあがって来ない人がいた)、実は気が小さい人です。今でも家では威張り散らしていますが。

さて、旅行から帰って来た人々の証言によると…
目的地に近いインターで高速道路をおりようとした義兄(運転はこの人にさせ続けた)に
父『待て、もうひとつ先でおりた方がええ』
義兄「え!?ここが近そうですよ」
父『いや、次の○○ジャンクションでおりよう』
義兄「ジャンクションっておりれるんですか?」
父『え!?え!?』
そうこうするうちにも車は進み、間もなく分岐。運命の分かれ道。
義兄「で、どうするんですか!おりるんですかぁ!」
父『ま、まっすぐー!』

車は進む…どこまでも…目的地から遠く…

父(上ずった声で)『ど、どうしたらええんだー!?』
この場合の正解は『次のインターで折り返す』なのですが、パニクった父にはもう何もわからない…

父を無口で厳格な人だと思い込んできた姉にとっては、この取り乱し様は相当ショックだったようです。長年一緒に暮らしてきて、そんな風に信じていた姉もまたすごいですが(笑)


姉のためにも『できる男』を演じたかったであろう父…ちょっと気の毒ではありますが、帰ってからも必死に弁明を続けていました。
そんな父に義兄は(振り回されてよほどストレスがたまっていたのでしょう)
「行ったことなかったんですか?」
父『いや…観光バスで何度か…』

あぁ、イタイ!痛すぎるぞ、父よ…