学而不思則罔、思而不学則殆

日曜日は真面目な話を。

『学んで思わざるは即ち罔し、思うて学ばざれば殆し』
(まなんでおもわざるはすなわちくらし おもうてまなばざればすなわちあやうし)

論語」の中の言葉です。
「学んでも考えなければ、ものごとははっきりしない。
 考えても学ばなければ、独断におちいって危険である」


中学校の国語の授業だったと記憶していますが、これを初めて目にしたときはショックで、その後の授業は耳に入りませんでした。(老荘思想でも同じことが起こったのですが…単純な僕(笑))

深いですよね…

学校の勉強(要はテスト対策)というのは、極論では鉛筆を転がしてでも正解すればよい…っていう考え方もできますが、学問や仕事というものはそうではない…と、気付かない人は多いようです。
「結果」の意味が違うんですね(本当は一緒であるべきなのでしょうが)
そういう意味では、高学歴の人の方が割合が多いかもしれません!?

仕事に限らずどんなことでも、教えられたとおりに実行するだけで、「意味」「本質」を理解していなければ、状況の変化に対応できないため危険…という意味にも受け取れます。


本質を知るといえば、
『一を聞いて十を知る』と言われる人がいます。
『十を聞いて、やっと一を知るかどうか』の僕には全く意味がわからず、『十を聞いて十を知る』が限度だろう?…と思っていましたが、最近その意味がわかるような気がします。僕には実践は難しいですが(苦笑)

「何を今更…」という話だったと思いますが、僕にとっては日ごとに価値を増していくこの言葉です。