互いに見守る

朝、用を足しながら窓の外をぼんやり見ていたら、隣の畑でお隣の加藤さんが畑仕事をしていました。
このブログにも何度か登場している加藤さん、70代半ばの男性、いつもの光景です。

と、突然、加藤さんがゴロンと倒れました。

え!?何!?

起き上がろうとする加藤さんですがなかなか立てません。

加藤さんは数年前に病気のため、片足の指を数本切除しています。
このためバランスを崩したようです。

とりあえず、加藤さんが起き上がれそうになるまでそっと見守りました。
家を出て声をかけようとも思いましたが、以前同じ状況で父が声をかけたところ、加藤さんが『時間はかかるけど大丈夫』と、手出しを断ったのだそう。

僕が幼い頃から見守ってくれてきた人に恩返しするのは、手を出すことばかりではないのだ、と考えさせられました。

お互いに見守りあう心強さを感じた朝でした。