「イチローさん語る」

2月13日の日経新聞朝刊に「イチロー語る」という特集がありました。

全般的に「さすが!」なのですが、特に気になった言葉を抜粋すると・・・

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「何かのために」は聞こえは良い。でも時に思い上がっているようにも思える。人間関係においても言えることだが、誰かの「ために」やろうとすると厄介な問題になることがある。しかし、誰かを「思い」何かをすることには、見返りを求めることもなく、そこに愛情が存在しているから不幸な結果になることが少ないように思う。

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努力をすれば報われると本人が思っているとしたら残念だ。それは自分以外の第三者が思うこと。もっと言うなら本人が努力だと認識しているような努力ではなく、第三者が見ていると努力に見えるが本人にとっては全くそうではない、という状態になくてはならないのではないか。

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プロの世界では楽しい時など瞬間に過ぎない。ほとんどはストレスを抱えた時間だ。しかしその「瞬間」のために、ありったけのエネルギーを費やしていく。その中で、人間構築をしていかなくてはならないと考えている。

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アメリカに行ってから、日本語の深さや美しさを自分なりに感じるようになり、日本語をきれいに話したいと思い始めた。日本語でも自分の感覚や思いを伝えることは困難だと感じている。それが外国語となれば、不可能に等しい。英語で苦労する以前に、僕は日本語で苦労している。

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今はまだ色紙に一言と言われても書けない。大切にする姿勢や哲学はあるが胸を張って一言残せるほどの自分ではない。偉人の言葉を引用する年配の方がいるがあれはダサいと思う。拙い表現でも将来自分の言葉で伝えられたらなと思う。しかし結局、言葉とは「何を言うか」ではなく「誰が言うか」に尽きる。その「誰が」に値する生き方をしたい。

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いつもながら、カッコイイ、と思います。
僕は、そのまま「引用」(転記)しちゃいましたけどね(苦笑)