誕生日

子どもの頃、誕生日になると母から「誕生日は親に感謝する日」と言われてきました。

その教えのためか、誕生日プレゼントはもらった記憶がありません。
正確には、部屋着とかを「プレゼント」と称してもらっていました。
それほど貧しい家庭でもなかったと思うのですが…。

歳を重ねるごとに親の教えの真意もわかるのですが、誕生日プレゼントをくれなかったこととその意味は別なのでは?とも思っています(笑)

その反動からか、僕は人の誕生日などを祝うことを大切にしたいと考えます。(自分の誕生日はどうでもいいのですが)

最近気付いたことは、どうやら僕の両親は、人にプレゼントをすることが苦手だということです。大人になってからはプレゼントをもらっていますが(こちらがあげるからお返しとして)、部屋着が続いています。そんなにいらないんですよ、部屋着(笑)。感謝して頂いていますが。
親も薄々気付いているようで、ここ数年「もうプレゼントの交換やめない?悩んじゃうから」と言っています。僕は本音で「いいよ。僕は別にいらないよ。僕は(親の誕生日には)あげるけどね」と答えてしまいます。だって、「交換」っていう意識はなく、僕は祝ってあげたいから。う〜む、複雑な家庭になってしまった。

やはりあの「ありがたい教え」の真相はこれなのでは?と、多少疑問を持ち始めている僕。。。


日付変わって、3月4日は僕の誕生日。


ここ1〜2年、周囲に起きたいくつかの事象・発言は、僕をおおいに悩み考えさせ、その結果、成長させてくれたと感謝しています。願わくばこの歳が終わる頃には、この程度のことでは動じることすらない自分に成長し、さらに先へと進んでいきたいものです。